海外に行くと店員さんは冷たいように感じることがある。
というより、自分の仕事を自分の好きなようにやっているからだろう。
私がオーストラリアにいて思ったのは、警察官が歩きながらマックのコーラを飲んでいたり、普通にコンビニで
警官が笑って話していたりする。
コンビニの店員は客が来てもレジに来るまでは普通に携帯をいじっていたりする。愛想もよくない。
日本人から見れば考えられないところもあるかもしれないが、私はすごくいいことだと思っている。
やらなくていいことはやらない。ということだ。
自分の好きなように生産性の高い仕事をするために無駄なところで自分を痛めつけていない。
例えば、コンビニで店員が携帯をいじっていようが、漫画を読んでいようが、お客が何か尋ねたりレジに来た時にきちんと受け答えをすれば、何の問題もない。
なのに、日本にいると店員には何もせずにただレジでずっと立っていろと言わんばかりに他のことをしていると文句を言う人がいる。
警察官がジュースを飲みながらパトロールをしてたらすぐに写真を撮られて晒し者にされかねない。
我々は日々のうっぷんをぶつけているだけだろう。
人の足を引っ張るばかりにも見えてしまう。
無駄が多いということに気づいていない人たちが多い。
日本は2018年のデータだが、一人当たりの生産性は世界で26位だ。
先進国なのに、、、と思ってしまうが
これは改善できる、少しずつでも多くの人が好きなことを仕事中にすることだろう、ただ仕事はきちんとやらないといけないが、余裕ができたり、何もしないような時間はただボーっとするのではなく自分のために時間を使って見たらどうなのだろうかと思った。
もう一点、私が深刻に思うのが、高齢化による弊害だ。
よく高齢化によって医薬品産業、医療系は生産性の高い事業だという人がいるが、少しずれている。
高齢者に使われる医療費のほとんどは高齢者ではない人が働いた税金だ。
それで長生きした高齢者はこれから何を生み出すだろうか、ということに注目してほしい。
高齢でも莫大なお金を稼ぐ人も少なからずいるだろうが、数多くいる高齢者に多額の医療費に生活支援、お金を沢山費やしたところで、若い人たちへの負担は膨らむ一方だ。
お金を稼ぐ人のお金を、稼がない人に費やしていくのは生産性としては非常に悪いように思う。
それなら、少しでも働く者への支援を増やせば、海外で仕事中にジュースを飲んだり、携帯をいじったりしてリラックスし、作業効率の向上にも努められること世界に日本も近づいていくのではないかと感じた。