105話 人間は生物というより、お金儲けの種である?

高齢者が事故を起しているというニュースがよくある。

 

これについては、規制を検討していると言って、行動に移さない政府側に問題があるように感じる。

高齢化が進みつつも、自分なら大丈夫だろうと言って運転を続ける人が後を絶たないから、事故が起こる。

 

誰も事故を起そうと思って起こすわけではないが、今まで見えていた物理的な視野が狭くなったり、頭で反応できても体が若い時のように思うように動かせなくなったりすれば事故は避けられない。

 

歳をとって体が衰えることを避けられないのと同じだ。

 

政府側の規制を検討しているという間にも事故で亡くなる人は出てくる。

 

ここで、行動をすぐにおこさなければ犠牲はなにかしらの形で出続ける。ということが分かる。

 

 

そこで言われている、自動運転についてだ。

自動運転なら安全だろうというが、そんなわけがない。

 

事故になりそうになったので避けるためにハンドルを横にきったら、人の列にぶつかったという事故もある。

そんな状況では安全策なんてない。

 

自動運転で、目の前に人が飛び出て来た時に、その人を轢いて運転手を守るのか、ハンドルを横に切って電柱にぶつかって運転手に怪我をさせるか。基本的には2つに一つだろう。

 

自動運転が運転手を危険に晒すということはないため、このシチュエーションでは車運転はどうなるのか気になる。

 

私が思うに、事故になりそうになったら、車を一瞬で止め、エアバッグを出せば運転手も怪我を最小限にでき、事故も起こさないかもだが、おそらく後続車が突っ込んでくる可能性は否めない。

 

全ての車が自動運転という状況でもないと安全は保障できない、人が運転している車が混ざっている限り、事故は絶対的に起こる。

 

自動運転になれば安心と言って、思考が止まってしまっている人に会うことがあるが、深く考えてほしいといつも思う。

そう言う人には言ってもなかなか通じないものである。

 

ここで更に深く考えてみる。

皮肉なのは、事故がないと儲からない業種もある。事故がなければ保険会社も病院も利益を減らされてしまうだろう。

 

我々は人間と言う生物である前に、お金を生み出すための種であるのではないだろうか。