☆129話 お化けと論理的に議論させてくれ!って思ったことはないですか?

以前、株を怖がっている友人に、「人はやったことがないものや知らないことは怖いと言って手を出さない。」

という話をした。

 

ここで私は思った。「お化けってなんで怖いんだろうか?」

冷静にお化けについて分析してみよう。

仮にお化けが存在するとして、

肝試しに行ったり、家でお化けと出逢っても基本お化けサイドは特に何もしてこない。

 

おそらくお化けは脅かそうと思って出てくるわけではないだろう。

 

お化けの中には、人の足を引っ張り人を不幸にするものと、ただ現れただけで人間サイドが勝手に驚いて逃げられるパターンの2種類ある。

 

ただ現れただけのお化けは、おそらく何かを伝えようとしている。

映画のシックスセンス、「お化けがやり残したことをやってくれ」というような依頼を主人公の少年にしてくる場面があるが、人間の前に現れたということは何かを伝えようとしている。

 

何故我々は お化け=怖い物 と捉えてしまっているか、それはおそらく知らないからであり、考えることをしないからなのかもしれない。

 

今の私なら、お化けが現れたら

「とりあえず座って話をしようか」となるだろう。

 

お化けが現れたら、彼らのニーズを聞き、応えられるものなら要求を飲むかもしれない。

自分にできないことなら、他の人を当たってくれというはずだ。

 

 もし、相手を不幸へ陥れるようなタイプのお化けが出たらもっと大変だろう。

お化けの中には、昔すごく愛した人に振られて自殺したり、人に恨みを持って死んでいった者もいる。

 

 相手が好きな人を思い続けて死んでいった者なら、

「人なんて星の数だけいる。なんでそもそも日本人にしか目を向けてないんだ。そして、そんなに応用が利かない性格だから他人にも求めてもらえない。あなた自身にも原因があるんじゃないか?一緒にあなたの問題を紙に書いてブラッシュアップしてみよう」

と言うだろう。

 

 お化けサイドが前向きにならないなら

「ずっと過去に囚われて、進めない時間を彷徨って、自分になんの利益があるのか?人の足を引っ張る時間があるなら、自分自身を高めて人の助けになれるようなことをしなさい。そうすれば自然に人が集まってくる。その時に来世を迎えて自分と同じように困っている人の助けになれるようなことをしなさい。」

 

と話したい。決してあなたの人生は無駄ではなく、考え方次第でいくらでも生かすことが出来ると伝えたい。

 

人に恨みを持つ者と出逢ったら、

「恨む時間はなにも生産しない。人を不幸にしても一時的な自己満足でしかない。結局、その自己満はすぐに消え、残るのは自分への負の感情だけだ。そんなことは意味がない。結局自分のことを傷つけている無駄な事だといますぐに気づけ」 と言いたい。

 

もし、赤いちゃんちゃんこを着た子供のようなお化けに出逢ったら

赤いちゃんちゃんこ珍しいね、いまどきそんな服着てる人いないよ。

僕は子供の扱いが得意ではないから、子供好きな人が来るまで待っててね。」

と言ってすぐ帰るだろう。

 

 

知らないものは怖いということはなかなか変えられない。

それなら知ればいい。知る努力をすれば世界が広がり、未来も変わってくるだろう。