動物は人間より下のように例えに出てくることがある。。。
つい最近、「幸福と人生の意味の哲学」という本を読んで、その中の参考文献の一冊である『不思議な少年』マーク・トゥエイン作 を読んだ。
マーク・トゥエインとは、トムソーヤの冒険や、ハックルベリーフィンの冒険を描いている人だ。
不思議な少年では、主人公の少年がサタンという名前の天使(悪魔ではない)と出逢い、人生や人間とは?について学んでいく作品だ。
その中で、人が拷問や火あぶりにされている場面が出てくる。
その時、少年はサタンに、
「なんでこんなひどいことが出来るんだ、人間とは思えない、畜生め」 というようなことを言う。
そこでサタンは
「人間だからこんなことをするんだ。動物は相手を楽しんで傷つけたり拷問したりなんてしない。人間と動物を一緒にしちゃいけない。」
(畜生:仏教 において、鳥・獣・虫・魚などの全ての人間以外の動物のこと)
そこで、我々の現実の世界で、たまに人を馬鹿にするときに動物を例えに出したりすることがある。
「豚みたいに太りやがって」とか、「頭悪い。猿でもできる」とか
この本を読んでから、動物より人間の方が上と言えるのかと考えてしまうことが多々ある。
人間は良心というくだらないもののせいで人や他の生物を傷つける。
動物は良心などを持たないから他の仲間を傷つけたりはしない。
良心は我々が勝手に作った幻想に過ぎない。
そんなものにコントロールされている人間はとても愚かではないかと考えていた。