シルバーシートには若い人を座らせるべきじゃないか?

今朝、出勤時に隣の家に住むおばあさんと話した。

おばあさんは朝から外で、ぼーっとしてたり庭の手入れをしていたりする。

 

「朝早いっすねー」 と私が言うと、

「何もやることないから、外居るのよ。」 と返された。

 

なんだか、胸にずしんと来た。

巷では、「最近の若いもんは・・・」 とか「高齢者は医療費取過ぎ」 とかいろんな声を聞くが

 

高齢者は我々が進むべき道であり、若者は我々が進んできた道である。

 

歳の違うものをどう言ったとしても、我々の進む道の上の物語である。これはある種怖いものだ。

高齢の人達は、やることがなくてぶらぶらしている人が意外に多いように見受けられる。

 

仕事をしていなければ毎日日曜日の感覚だろう。

私もニートをしていた時期があるので気持ちは分からなくもないが、どうやって時間を過ごすか迷いながら時間を過ごすことになる。これはとてつもなく辛い。

 

それが定年退職後ずっとと考えるとものすごく怖くなってくる。

 

高齢者になると、ただ時間を潰すだけで生きている人がたくさんいる。

中には病気で苦しみながら時間を潰して生きている人もいる。

 

高齢化というのは、若い世代が思っている以上にかなりシビアな問題ではないか。

中には、希望をもって生きている人もいるが、ただ死ぬのもなんだから生きてるだけと言う人にかかる財源はすさまじい。それに年金問題もある。

 

それを若い人たちが負担していると考えると、

今の若い人と、今の高齢者の進んでいる道は全然同じではない。

 

今の高齢者は上に進む経済と共に進み続け、今の若い世代は下に進む経済と共に進み続けている。

この軌道はまったく方向が異なる。

 

 

「高齢の人達が今まで頑張って来たんだから、許容してあげよう。」

なんて言葉は理不尽極まりないと思える。

 

シルバーシートには若い人を座らせるべきだと思う。他にも席はいっぱいあるが、仕事に出るのとレジャーで出かけるのとでは意味が違う。

 

何が優先なのか。論理的に見ると下で支えている人がいないと上にいるものは立てない。

 

それなら下にいる人にもっと優しい環境が重要ではないだろうか。

みなさんはどうお考えだろうか。