子供がやるとかわいいけど、大人がやったらダメって感覚

テレビで「子供がサンタさんが風邪ひかないようにと、マフラーをドアにかけていました。」

というような話が出ていた。

 

なんともほっこりするような話だ。

出演している人は「かわいー」と言っていたが、ここには深い闇の心理があるように思える。

 

こ同じことを大人がしていたら、何やっているんだこいつは頭イカレてるのか?

と間違いなくなるだろう。

 

大人がサンタクロースの体調を気遣ってドアにマフラーをかけていたらイカレていると言われるが、子供が同じことをしたら可愛いと言われる。

この可愛い と言う言葉の裏には、何も知らない無知を下に見ている心理が隠れているように思える。

 

人は、「無知」を可愛いという言葉に変えて言う傾向がある。

 

子供の時にはそうだが、大人はダメだ。

でも大人でも子供の様なオーラが出ている人だと可愛くみられることもある。

 

人は無意識に他人を下に見ようとしているのかもしれない。

 

そもそも「かわいい」という感情は自分よりも弱いものに使う。

強い人の弱い一面でも自分より下に、見えるからかわいいと思うのだろう。

 

大人の無知は人によってまったく違う印象を与える。

 

可愛いの言葉の語源が可哀想と言う言葉から来ていることを考えると、無知な大人もまた今の言葉では可哀想であり、可愛いように見えているのかもしれない。