電車では高齢者に席を譲るべきか
友人と昨日話をしていて、電車で普通の席に座っている時に、同じ車両に乗って来たおばあさんが目の前に立ったらしい。
その時に、おばあさんの横にたまたま立っていた人が
「おばあさんが立っているんだから席を譲るように」と言って来たようだ
高齢だからという理由で座りたい?
まずこの時点で、疑問がある。
おばあさんが座りたがっているのかどうかの確認がされているのか。と言う点だ。
おばあさんが座りたいか座りたくないかも分からずに、席を譲ってあげて、というのはどうなのか。
そもそもおばあさんの電車に乗る目的にも依るが、優先席ではない席を譲る必要性があるのかどうかだ。
座りたくない高齢者もいる。
私の知り合いの高齢の方では、電車で席を譲ると言われると断るという人が何人かいる。せっかく
その理由は、
①年寄扱いされたくない
②自分で立てるうちは立っていたい
③足腰を鍛えるために敢えて立っている
④働いてがんばっている他の人を休ませてあげたい
などだ。働いている若者を労われている人は意外に少ないかもしれない。
せっかく勇気を出して席を譲ってくれた方に申し訳ない気持ちもするが、、
私は席を譲らない
ちなみに私は、席に座れたら譲らない。
基本的に私は本を読んでいて、その世界に入りこむ。(優先席には絶対座らない。)
高齢者本人に席を譲ってほしいと言われれば譲ってあげるだろうが、
第三者が「席を譲れ」 と言ってきたら、その人が本当に座ることを望んでいるのかを聞くかもしれない。
「座らなくていい」と言われれば、勝手な判断で人の集中を奪わないでくれ、と思うだろう。
優先席は誰を優先するか
電車にある優先席と言うものが曲者だ。
一体誰を優先すべきなのかを見失う時がある。
もちろん妊婦や、足が悪い方、妊婦の方などへは譲るべきだと思うが、高齢者というだけで席を譲るべきなのかが難しい。
若者が優先されるべきだと思う理由
若者と言うと幅が広いが、20代~30代として、この人たちがこれからの今の日本とこれからの日本も支えていくことになる。
私もそうだが、この世代はかなり理不尽に晒されて生きてきているし、これからも理不尽の中生きていくだろう。
増税に、給料は上がらない、年金は大幅に減額されている状況、高齢者を支えていかないといけないという現実の中でこの人達こそ優先席に座るべき人ではないだろうか。
汗水たらして働き、疲れた帰りはレジャーで帰って来た高齢者に咳を譲れなんて、あまりにも可哀想すぎる。
この高齢者は、経済成長で毎年上がり続ける給料と接待費と、潤沢な税金で生きている人達かもしれない。
高齢者の医療費や、年金は我々が今働いた税金からまかなわれていると考えると胸が痛くなってくる。
まとめ
高齢者が電車に乗っているのは基本的にレジャー目的でどこかに出かけるときか病院などだろう。
病院に行くとしても労働者が働いて納めた税金を使い病院に行ったり、遊びに行くために電車では席を譲らせろというのはおかしい。
遊びには歩いて行けるのに電車では立てない。っていう理論がまかり通っていること自体がおかしい。
高齢者でも、もしかしたら立ちたくてって立っている人もいるだろう。
全員高齢なら座りたいと思っていると考えている人が多いのも日本の思考力の無さの露呈だと思える。