謝ることとは、自分の利益を損なわないためにする行為?

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謝ることってどういうこと?

 

最近、友達と数人でリモート飲みをしていて、友達の議題の不備を指摘したところ、論破したような形になってしてしまい、友達が不機嫌になって飲み会から消えた。

 

 その後、この人との関係は自分の人生では必要なものだと思い、謝ってみようと思った。

「ごめんなさい」は文字の羅列でしかない。

 

正直言うと私は、謝るということに関して、言う側の気持ち次第でほとんど意味をなさない呪文のようになる文字の羅列だと思っている。

いつ何時でも、

ご・め・ん・な・さ・い という文字の羅列を求める人間に疑問を感じる時がある。

 

そもそも、謝るくらいなら悪いことをせずに、念入りに行動しているだろう。

それでも人の癇に障ってしまったんなら、分からなくもないが、同じ失敗を繰り返すということは絶対的になくなるはずだ。それでも誤ってまた同じ過ちを繰り返す人もたくさん存在する。

メディアで平謝りする人達

 私はテレビを見るのは好きではないが、たまにテレビをつけると、タレントや政治家などが謝っている時がある。

人によってだが、ただ原稿を読んでいるような人や、1度不倫などの不祥事で謝るが、また同じスキャンダルで再度謝っている人を目にすることがある。

悪いと思って謝っているのかな?と不思議に思うが、謝れば済むというような感じで、時と共にその情報は消えていく。

 

 謝れる人・謝れない人の違い。

 

謝れる人と謝れていない人がいるが、気持ちが向いている方向のベクトルを考えると、その意識の向きが違う。

謝れる人は、相手が悲しんだ。など相手に対してベクトルが向いているのに対し、謝れない人は、俺は別に悪いことをしてない。と自分にベクトルが向いている。

謝って欲しいという人

 

日常でよく、「謝ってほしい」と言う場面がある。

「ごめんなさい」と言っても

「心がこもってないから、もっと気持ちを込めて」 

とか無駄な要求をしてしまう人が居る。

 

私も、学生時代に友達と殴り合いの喧嘩をして、その時の教師から「先生にも謝れ」と言われた。

私が悪くないと思う時は、毎回平謝りで文字の羅列を繰り返してきた。

 

教師に対しては勤務時間内であり、仕事を増やしたかもしれないが、実害を与えてないので謝る必要性は無いし、

ボコすくらい腹を立てたやつに対しては、どうやって心を込めて謝るのかを教えてほしい。と今の自分だったら言っているだろう。

何度も謝ればそれで済むのか? 

 

 最初に心をこめてない時点で、何回言っても気持ちなんてこめられないということだ。

そもそも気持ちを込めるに値しないと思われている時点で、その人の口から発せられる言葉に気持ちなんてなく、ただの文字の羅列でしかない。

 

 だが、人はその文字の羅列だけを求めて、謝られた気になって納得していい気分になる。

 だから、同じ夫に何度も浮気される人が後を絶たないのかもしれない。

 謝ることのメリット

 

 私が思うに、謝るという行為には、相手から利益を得たいという気持ちが必ずと言っていいほど眠っている。だがそれを認める人は少ないだろう。

 

そもそも謝らないでトンズラをこけばいいのに、謝るということは、何かを求めているということだ。

 

学校で問題を起こしたなら、その話で時間をそれ以上無駄にしないために謝ってことを終わらせる。

不倫がバレたら社会的に困るから必死に謝る。

 

それでも、同じことを何度も繰り返す人が多いのは、謝ることに関して気持ちなんてこめていないということだ。

 

それを理解してから、謝るという言葉を求めてまでもらう必要があるのかを考えてほしい。

と思った。