31 私は一つの命を奪ってしまった、、、

少し時間が空いてしまい申し訳ありません。

 

日本では初めての一人暮らし、会社の社宅制度で家賃半額で住むことができるということで引っ越ししました。

 

家電は高いので、ジモティーというアプリを使って安いものを探しました。

ジモティーというアプリはメルカリと2大看板で時代を変えていくものではないかと思っている。

 

ジモティーは、自分が捨てたくはないけど、いらないものを、必要な人に譲るというアプリだ(ものによっては値段をつけることも可能。)

 

運よく、近場で冷蔵庫と電子レンジを受け取ることができた。みんないい人で、捨てるだけでもお金がかかるので、もらってもらえてありがたいということも言っていただけた。

 

荷物を何とか運んでいよいよ一人暮らし!

と思ったら洗面所に大きな大きなゴキブリが出た 体長はおよそ4、5cmほどで人間にしたら190cmほどだ。アントニオ猪木サイズだ。

 

もしかしたら、私と同じように、物件の見学に来ただけなのかもしれない。

 

ほぼ深夜の11時半。

命は奪ってはいけない、と思いつつも、ダメだった。。

 

本能には逆らえなかった。

気づいたころには、ゴキトニオ猪木はダイソンの中にいた。 深夜にもかかわらず、現実世界のはぐれメタルの剣ともいわれているダイソンのハンディタイプを深夜に振った。

 

隣のインターホンがスタンダードサウンドでこっちの部屋まで聞こえる壁をも凌ぐ戦闘音だったかもしれない。

 

猪木は眠っている、私は怖くて眠れない。

ゴキブリがもっといるのではないかという恐怖が強かった。

 

命を奪った代償に睡眠を奪われた。この世界は上手く回っているんだな。と心底感じた。

 

ちなみにゴキブリは新築にも案外出やすいらしい。

排水溝に水をしばらく流していないと、そこを反り立つ壁でも上ってくるかのようにゴキブリも上がってくるのだそうな。

 

人がいない1Kの部屋はゴキブリからすれば、無料で使えるSIDAXの部屋のようなものだろう。

 

彼らはそこで何を歌うのだろう。

 

「生まれたところや皮膚や目の色で、いったいこの僕の何がわかるというのだろう」と ブラックハーツというメンバーで歌っているのではないだろうか。