カンピロバクター(自己判断)に罹って、後日地元の病院へ行った。
受付で、カンピロバクターに罹ったといったが、事務さんも看護師さんもなんのことか分からない様子で、とりあえずエボラみたいなやばいやつがきた、みたいな雰囲気になってマスクをさせられた。
症状についても話すと、
「脱水の状態についても調べたいから尿検査をしてほしい」、と、おしっこをした直後に言われてしまった。
「今トイレ行ったばかりなんですけど。」と私が言うと、
「出せる限りでいいので!」との返答。。。
トイレに行ってうんことおしっこ出し惜しみする奴がどこにいるんだ、もう全部出し切ったわ。と思いながらも渋々トイレに向かった。
今まで出したこともない本気を出したら、おしっこもうんちも出た。
人間のすごさに驚いた。まるで悪魔の実の覚醒だ。
病院事務の人たちはすでに悪魔の実の覚醒を知っていたようだった。
もちろんわずかだが、出たものを渡し診療へ。
とてつもなく頑固なドクターだ。カンピロバクターの潜伏期はかなり短いからこれはカンピロじゃない。と
自分も確信は持てないが、とりあえず医学書をもう一回読んできてくれ。そして、頑固な意地を捨ててくれよじじい。と願った。
そして、なぜか食中毒には禁忌とされる下痢止めが出された。
お医者さんの中には、先に病名を言われると、怒って認めない訳のわからない病気のような人がいる。
こいつらは、もはや治そうという気持ちより、負けたくないという謎の感情が出てしまうのかもしれない。
結局言い争いは避け、薬をもらって帰った。
体はつらかったが、なによりも、頑張ればおしっこは出ないときでも出るということを学んだ。
おしっこにまけず、日本人には勇気を出して生きてほしいと思った一日だった。