スキューバダイビングに初めて挑戦してきた。
自分の中ではある程度泳げるし、息できるなら余裕だろうと思ってたが甘かった。
まず機械が全然分からず覚えられない。使い方は分かっていざ海に入ると息ができなくて死ぬかと思った。
自分は無知であるということを知った。
それに海の中が未知であるという事を知った。
見たことも無いやつらが海では暮らしている。自分の陸の世界だけ見て人生を終わらせるのはもったいないと感じてダイビングを極めてみたくなった。
はじめてやって思うことが多々あったが、息ができないのは自分が吸っているだけで吐くことを忘れているからだと指摘された
確かに酸素ボンベから出る空気を吸いたくなって吸っているが、吐くことを本気で忘れる。
吐くと不思議と呼吸ができるようになる。
一見当たり前だが、海では思うようには行かない。
そしてめがねが曇り、圧力で鼻水があふれ出てくる。
副鼻腔がつぶされているらしい。
鼻水を全部かむとものすごくすっきりするのは気持ちが良かった。
そして耳に圧がかかるので鼻をつまんで抜かないといけないが、少しもぐるたびに圧がくるのでそれがなかなか辛い、鼻水であふれていると鼻をつまんだときに鼻水が出てきてめがねに水が入ったり色々大変だった。
結果的に面白かった。自分が無知で思っていた以上に動けないということを知れたことが本当に良かった。
自分が無知だということを知っている人は、知らない人よりも成長しているというソクラテスの言葉だ。
とくにとりとめもないが、自分が知らない世界に一歩踏み込んでみると必ず得られるものがある。何もしないと得られないならなんでもいいからやってみればいい。
自分を醜いということを知った人間はもう醜くない。