大人になるとは、歳をとってできなくなることが増えることを実感すること

二日酔いだ。

 

昨日は取引先の営業の方との飲み会に行って来た。営業だが、仕事の話なんてなく、適当に趣味や遊びや価値観の話で盛り上がった。年齢は違えど、面白い考え方や価値観が合えば人は仲良く話せると実感した。

 

一人40過ぎで彼女がいる方の話から大きな学びを得た。

 

その彼女には小学生の子供が二人いるという。

 

私的には人の子供を育てるということはとても勇気がいる、というより仲良くなれるか、いつか亀裂が入るのではないかというリスク回避の概念が浮かんでしまうが、その方は

「子供を0から育てる体力は今は無いから、大人になった子供のほうがいい」

 

と話していた。自分にはない価値観だった。

 

考え方を変えてみる

人の子供を途中で育てるということは、人のゲームのセーブデータを途中でやる感覚に近いと自分では思っていた。そして自分の子供を育てるということは新しいゲームを始めるということ。

 

だから新しいものをより好み、独占欲の強い人間というものは人の子を受け入れるのが難しいのではないかと思っていたが、大人になると価値観そのものが変化する可能性を感じた。

 

おそらくこの人は人の子供を育てるという新しいゲームをするという自分とは別の価値観にレベルアップしたのではないかと思う。

 

そして、久しぶりに、「この人は大人だな」と思った。

 

 

話はそれるが、離婚の背景を知らないといけない。

石垣島も含め、沖縄は離婚率が異様に高い。全国ランキングでも1位だ。

 

この理由を知るため島の人たちに話を聞いた結果。

若いうちに子供ができてしまうこと、そして沖縄での賃金が全国でも低く、家族を養うことの難しさ。

そして、やはり若いうちだともう少し遊びたいという概念が大きく関係しているという。

 

できちゃったという感覚で生まれた子供からするとたまったもんじゃないだろう。

 

生命それぞれ好きなように生きてもいいけど、子供を含め他の人の命に関係する以上は、先を考える力をつけておかなければいけないと感じた。