この2日間はほぼ旅行感覚で、石垣島でできた気が合う友達と泳ぎに行った。
会った初日の雨で水もにごる中のシュノーケリングは怖くも面白いものだった。
海を梯子した後、ターザンができるという滝つぼでダイブやターザンをして遊んだ。
帰りの夕暮れ時にドイツ人3人が森の中を歩いていたので声をかけた。
バスを逃したようだ。
こっちでの便はよくないので、最終のバスを逃すと結構致命的だ。
彼らは自分のバッパーまで歩いて1時間というので送ってあげた。
次の日もなんだか、心細いので友達と、そのドイツ人と遊ぶことになった。
海に行き、ビーチでバランスボールでバレーをしていると、浜辺のごみの前でドイツ人が言った。
「なぜこんなすばらしくきれいな海に、ごみが落ちてるのか」
自分はそんなこと、海にいて思いもしなかった。
彼らは考える力を常に持っているのではないかと感じた。
車でドイツ人を乗せているときに、別のドイツ人の一人にドイツでの転職は多いのかと聞いてみた。
聞いたところ、日本と状況はほとんど同じようだ。
我々の祖父母世代は同じ会社で定年までいる、終身雇用制度が重視され、近年では壊れてきているという。
そして、会社をやめられないでストレスを抱え、うつ病になる人が増えているというドイツの現状。
彼は続けて、うつ病で病院に行って、薬をもらう。
薬をもらうのはいいが、医者が原因を追究しないで薬を出し続けていることは問題の解決にはならない。という。
彼らは、常にWHYという概念を持っているのではないか、ということもまなんだ一日だった。