4話 何故気持ちが離れるかー歩く人と止まる人が離れていくのと同じこと

先日、海外に住んでた時の女友達(日本在住)から電話が来た。

泣いて居て慌ただしかった。

話しを聞いてみると彼氏に振られたらしい。喧嘩をしたわけでもなく自然と気持ちが離れていったということ。

 

コロナ禍で、の気持ちのずれが原因だというがそこには深く大きなすれ違いがあることを見抜いた。

女側の意見:外に出て、感染のリスクがあるから出たくない、彼にも出てほしくない。

男側の意見:外に出ないことは不可能で感染のリスクは絶対に避けられないから外に出る。

 

というもの。

この時点で、彼側に論理的思考が働いている気がして少し彼の気持ちが分かった。

 

まず片方が会おうといって、もう片方が会いたくないと言ってはうまくいかない。

 

論理的に考えると、コロナのウイルスを完全にゼロにならないと外に出れないということは不可能に近く、人とかかわる瞬間があるだけでリスクは避けられない。

もはや共存するしかない。自分が人混みを避けたとしても、人混みにいた人とかかわったとすれば同じようにリスクはあるし、お金でやり取りをするだけでも感染のリスクはある。リスクは完全に排除は出来ない。

 

外に出ないと言っても、いつまで出ないのか明確に分からないと彼としてはどうしようもない。

コロナが完全になくなるまで出ないのか、緊急事態宣言がなくなるまで出ないのか。

 

明確な情報がないと未来も見えない。

 

コロナが云々の話ではなく、少しずつすれ違いがあったようだ、日に日に話が合わなくなっているという状態が今思い出せばあったという。

私の意見ではそれは、彼側が本を読んで成長を望んでいて、彼女側が本を読まずテレビばかりで立ち止まるといった関係が続いていたからだろう。

 

私は友人には必ず本を読むように言う。自分の考えが狭くなってまともな判断をできなくならないようにだ。

本は人の人生、価値観、考え方に触れることが出来る。

テレビでもできると言う人がいるが、本とは比べ物にならない。

 

本を読み続ける人と読まない人は必ず心の距離が広まっていつか話が合わなくなって溝が生まれる。

 

自分と近いレベルの人としか話が合わないように、ステージが変わってしまうときがくる。

どんな本でもいいから読んでみる。

視野が狭い人に魅力なんてない。

 

相手が本を読む人なら必ず本を読もう。

相手が読まない人なら読む人を探せばいい。

 

論理的に考えないと物事の本質、問題が見えない。

 

自分が人に何を与えられるかを本を通じて考える力をつけた人間は、少し話をしただけでわかる

人としてかかわりたいと思わせる魅力があるものだ。