5話 自粛自粛と言って、自分の価値観を押し付けるバカ

最近ニュースで自粛期間中に、外に出たと言ってバッシングされる芸能人と黒川さん。

 

検察の黒川さんは違法行為なので問題外として、

芸能人の外出については問題視する点ではないと考える。

 

そもそも外出禁止や、外出時の罰金が設けられてない日本では、言ってみれば自粛要請と言うのは個人の自由である。

 

外出禁止の制限を設けない日本の倹約家精神は悪くないが、

禁止しない代わりにお店や企業への支援金を最低限に減らしているようにも感じる。

 

その中で国に協力しよう、周りの人や自分へコロナウイルスの感染を避けようと外出しようとしている人たちの気持ちは考えられるが、それを強要して外出している他者をバッシングしている人は頭が弱いように思える。

 

まず国のいいパペットになっていることに気づいていない。

 

そもそも自粛とは、辞書では「自分から進んで、行いや態度を慎むこと。」と記載されている。

言葉の意味からすれば、週に6回飲み会に行っている人が、週に5回にすれば自粛と言うことだ。

 

「自分が我慢して2週間も自粛しているんだからお前も自粛して家にいろ」

とい気持ちで芸能人や他人を非難している人は、そもそも自粛が強制だと勘違いしているのか、

自分の行動を無意識のうちに正当化したいだけだ。

 

「自粛期間はできるだけ家から出ないようにして下さい。サポートはできませんが。」という国のメッセージに喜んで引き受けているようにも捉えられる。情報を噛み砕いて捉えられない日本人ならではの風潮である。

 

自分が我慢してやっていることを他の人が、守っていなかったら勝手に腹が立って叩きたくなるという、自制心の薄さも問題だ。

 

まだ休業要請に応じずに開店を続けたパチンコ店の方が、自分の店を守るために自己をもって行動していて恰好がいい

 

他人の指示、周りの目により動かされるより、自分で自分を動かす方が気持ちがいいものだろう。