32話 誰もあなたを見てないということにほとんどの人が気づかない。

自意識過剰。これはほとんどの人に言えることだ。。。

 

昨日は海でモリ突きをして魚を取った。

今まで魚を食べる時に何も考えていなかったのに、最近意識して考えるせいか、命の大切さを体で実感した。

 

モリで魚を刺した時、魚が暴れる、その時にものすごい振動が突き刺した腕に沁み渡ってくる。

生きている生物を自分は殺めている。

 

魚を突くまでは「どうやって捕るのか、早く一匹捕まえないと。」と自分のことしか考えていなかったのに、

魚を突き、その魚をモリから外す時、体に穴の開いた魚を見て、「ごめんよ」と思った。

 

捕った魚は自分で焼いて食べた。

生きているものを自分で殺めて、自分で食す。自分の身体の一部となってくれたものに対して、懸命に生きることがせめてもの償いになるのではないかと命の大切さについて、改めて考えさせられた。

 

更に噛み砕いて考えてみると

自分は他の生命について意識することはほとんどなかったように思えた。

 

昔、海で友達と潜って遊んでる時に、タコを素手で取ろうとして死にかけた時に友人に言われた。

「お前が命をかけているように、タコも命を懸けて戦っている。」

ここで人は自分目線で意識しているということを既に学んでいた。

 

友達でも外に行く時に、どの服を着ていこうか、とか、どんな着こなしがいいか。とか考えている人がよくいるが、自分はいつも言っている。

「誰も見てないから時間を有効に使え」

 

ほぼ誰も見てない。よっぽど変な服とか自分が舞台のヒーローでもない限りまず自分のことなんて誰も見てない。なのに人は自分自身を気にして生きていて、勝手に息苦しいと感じている。

まさに杞憂だ。

 

芸能人を町で見かけても、次の日どんな服着てたか、どんなズボンを履いていたか、どんな靴だったと聞かれても答えられる人はほとんどいない。

 

芸能人の服ですら覚えられないのに、その辺を歩いている一般人の服を見られていると感じる方がおかしい。

 

みんな自意識過剰だ。みんなが己自身しか見ていないのだから、あなたのことなんか誰も見てない。

これを知ることが自由に生きるための第一歩だ。