61話 あなたがコロナの症状が出たら、周りの人に打ち明けられるか

昨日は2度寝したせいで2種類も明晰夢を見た。これは人生の中でも初めての経験だった。

 

明晰夢は、簡単にいうと意識を持って夢の世界で生きている経験をするということだ。

痛みも感じるし、恐怖も悲しみも感じてしまう。

 

一つは、友達とホテルに泊まりに行って、ホテルに潜む殺人鬼と命がけで戦うという、グロい物語だ。

夢の中で殺人鬼の持つナイフで切られた手は、夢の中だが本当に切られた時と同じ痛みを感じた。

 

もし夢の中で殺されていたらマトリックスの世界のように、現実で死んでしまうのかもしれない。という新たな感覚を覚えた。。。

 

 

それよりも大事な方がもう一つの明晰夢だ。

 

とある休日のことだろう、体がだるく体調が悪かったので、熱を測ってみると38.3度あった。

これはやばいな。と思い何もなかったかのように生活をしていた、友達と遊ぶ予定があったので無理して外出をしていたが、それでも体調はすこぶる悪い。

 

持ってきた体温計で熱を測ってみると、39.4度もある。

コロナはそんなに高熱にならないだろうと、空元気で生活を続けているところで目が覚めた。

 

 

ここで私が感じたことは、熱があったり、コロナ感染の症状があったとしても言い出せない人がいるということだ。

特にコロナの感染者数が少ない地域においては、必ずと言っていいほど、感染者は特定され、場合によっては悪者の様な見方をされる。

 

それでは、みんながみんなすぐに病院に行けない。

隠そうとすればその分だけ、感染は広がる可能性がある。

 

感染した人は加害者ではなく、被害者であるがその概念を持てない人もいるだろう。

 

 

私個人の主張だが、症状を隠している人はかなりの数いるはずだ。

 

いま大事なのは、症状が出てない人や軽い人の数も含めた感染者数を毎日発表して不安を煽ることではない。実際に感染者数は検査数と共に増えていくのは当然のことだ。

 

ただ毎日、「感染者数が今までで最大」と言って、まるでお好み焼きの上で踊るかつおぶしのように国民を下火であぶっていることにいい意味はない。

 

不安で煽られた国民の心はどこへ逃げてしまうだろうか。