68話 飲み会でお酒飲めないのに、みんなと同じ値段払うべき?

昨日はオーストラリア時代の友人が来ていたので、石垣島を観光案内し車で島一周してきた。

 

友人が沖縄料理を食べたいということで、居酒屋に入りジュースと沖縄料理を何品目かつまむことにした。

よく行くお店でハッピーアワーの時間帯はビールが100円で飲める。

 

しかし、普段はお酒をがっつり飲むが、今回は運転役なのでお酒は飲めずジンジャーエールを頼んだ。

不思議なことに、ハッピーアワーの時間だから、ビールが100円で、ジンジャーエールが400円程する。

ハッピーアワーの時間帯ならば、お酒を飲まないと損をしたような気分になる。

 

夜は値段が逆転するのだが、なにかもったいないような違和感を残したままジンジャーエールを飲み干して店を出た。

 

その後は友人を空港まで送り、島の友人と飲み屋で飲む予定があったのでそっちへ急いだ。

 

遅れて飲み会に参加して、そこから飲み放題をスタートしてもらった。

その中には、初めましての人もおり、その人はお酒を飲めない人のようで、一緒にみんなと飲み放題メニューに参加して、ジュースをずっと飲んでいた。

 

お会計はみんな同じ額を支払い、帰りの時に私は疑問に思った。

ジュースを飲んでいてもお酒を飲む人と同じ額を払うのはなにかおかしい気がする、と。

 

噛み砕いて考えてみると

 

一般的にはお酒のほうがジュースより高いので、お酒が飲めない人がいるときは飲み放題にしないなどの対応も必要な気がする。

 

しかし、ハッピーアワーではお酒の方が安くなるという矛盾現象も起こっていて、値段はお店が独自で決めているものなので、値段が高いほど価値のあるものという概念はいったん置いておく。

 

そもそもお酒に高い金を出したからと言って、ジュースで代用した時よりも必ずしも価値のあるものを持って帰れるかといいうと、全然そうではない。

 

お店を梯子して、お酒をたくさん飲み、次の日には記憶をなくしていたり、二日酔いで活動できなくなる時もあることを考えると、その時はジュースを飲んでいたほうが、後々のことを考えた時に価値のあるものを持って帰れたことになる。

 

そこで、私の結論は、我々は価値を選んでお金を払っているのではなく、お金を払ったものから価値を選び出しているのではないかということだ。

それでなければ、ジュースで飲み会に参加してお酒を飲んでいる人と同じ額を請求されるのは、損をすることが目に見えている。