71話 お店で働いていて、仕事ができるとはどういうことか

私は薬局で働いているが、仕事ができるかできないかについてはかなり口うるさく友人に言っている。

 

自分自身は仕事ができる方だと思っている。

自分は仕事ができると自分で言わない人は周りの評価を気にしている人がほとんどだと思っている。むしろこの概念は自尊心という話にもつながってくるがここでは置いておこう。

 

先日友人と話していて、「店舗で働いていて仕事ができるってどういうことなの?」という話が出たので、自分の行動をおさらいしてみた。

 

結論から言うと、私の思う仕事のできる人とは、一歩先を呼んで動ける人だ。

抽象的なのでわかりやすい例をあげてみる。

 

一歩先を呼んで行動するとは、時間を無駄にしないということにもつながる。別の言い方をすれば段取り力というものだ。

 

・居酒屋で一緒に飲んでいる人の飲み物が無くなりそうや、半分以下になったらその人の頼みそうなものを頼んでおくか、早めに聞いて、飲み物が無くなった時にすぐに次の飲み物に手が出せるようにする。

 飲み物が無くなって、次の飲物が来るまで飲みたいけど、飲めないという無駄な時間を作らない。

 

・FAXやコピーを取るときにその機械の前でぼーっと待ったず、コピーが終わるまでの数秒を有効に活用する。

ただぼーっと機械の前で立ち尽くしている人を見ると、なにをやってるんだこのアホは、とイライラしてしまう。その時間を瞑想や問題解決のために頭を回しているのなら、文句を言いにくいが、その概念がある人は、こんなところで立ち尽くしたりせず、この数秒を無駄にする行動をとらない。

 

噛み砕いて考えてみる。

 

お店で考えていて、私の行動で自分で気になった部分がある。

例えば、レジを打つとして、お会計で2930円だったとする。

お客がその時に3000円をお会計のトレイに置いてから財布の小銭入れをいじりだした時点で私はレジからすぐに100円を取り、隠し持つ。

 

お客が3030円を出した瞬間に持っていた100円を渡すと、お!っという反応をされる。

 

 

お会計が440円といって、お客がお札をいじっているのを見た瞬間にレジから560円を取り、手に持つ。

そして1000円を出された瞬間にすぐに持っていた560円を渡すと。びっくりされる。

 

この少し先を見て行動すると、相手のお金を見てからおつり分をレジから拾いお金を渡すという時間を少しでも短縮できる。

 

FAXにしてもそうだが、時間をうまく使えるということが仕事ができるという概念ではないだろうか。と私は考えている。

もちろん対人関係での話し方や、かかわり方も仕事に影響するかもしれないが、お店での仕事についてというテーマで考えると、やはり先を読み行動することが重要だと感じた。