☆74話 後悔しない人生とは

今朝、親から新聞のコラムが送られてきたのでここに記載する。

 

世界一になりたくて

人生を無駄にした

バンドで野心を持って

人生を無駄にした

詩の天才を信じて

人生を無駄にした

 

母の私への願いは

平凡な家庭を持ち

正しき仕事をすること

 

母の願いを裏切って

孤独のまま

もう平凡にも帰れない

 

 

これは私の人生に投影して送ってきているのか分からないが、考えさせられることは多い。

私も親の反対を押し切って日本を出た。

親は絶対後悔すると言っていた。親の知り合いも親戚もみんな同じようなことを言っていた。

 

 

私は、今は一般人の平均よりも収入があり、貯蓄もある。しかし、お金はほとんど使わない。

そして何より、人生を謳歌している。何の後悔もない。

 

噛み砕いてみれば

私は、後で後悔することなんてない。後悔することに意味がないことを学んだからだ。

 

今の現状は親の言う通りに生きていたらおそらく、得られなかった状況だろう。

 

親の言う通り生きていたら、今頃一部上場企業で地道に出世して、周りの目を気にして結婚して、自由を失い、他人の人生を生きていただろう。上司にぺこぺこして、周囲に気を遣い、精神病にかかっていてもおかしくない。

 

サラリーマンとして安定を手に生きる生き方を正解と思う人もいるし、自由にやりたいことをするのが正解だという人もいる。

 

私が思うのは、正解は人に与えてもらったものに照らし合わせるものではなく、自分で導き出すものだ。

誰が作ったかわからない世界で、なぜ生きているのかわからない世界で、正解と言うものは存在しない。そもそも問題も存在していないものであり、我々が勝手に作り出している小さな世界の一価値観だからだ。

 

 

どんな人生もやり直せると私は思っている。もし本気で頑張れるのならば。

 

このコラムを読んで私が感じることは、親の言っていたことが正しかったというのではなく、今まで過ごした生き方に価値を導き出して、それをどう生かすかが大事だ。

そして、思うべきは、「自分の選んだ選択肢を信じて生き続けるということだ。」

 

親の言う通り生きてたら果たして本当にいい人生が待っていたかはわからない。

未来から過去は見えても、過去から未来は見えない。

 

変えることのできない過去を見るより、これからの未来に目を向けて生きて行って欲しい

本当の幸せとは、今ある現状に満足して生きているということだから。

 

人生に無駄な事なんてないのだから