☆93話 ゲームに洗脳されるか、洗脳するために使用するか。ドラクエタクト

最近、姉がゲーム関連の株の動きを見るために、ドラクエタクトというゲームをやっているという話を聞いた。

 

もうすぐ闘技場ができ。モンスター同士を戦わせるということが出来るようになれば、課金が増えるかもしれないので、今後の会社の利益に影響が出るかもと言う話だったが、

 

 私も興味本位でダウンロードしてみた。

感想はとても面白い。さすがスクエアエニックスだ。としか言えないくらい、中毒性を高めるようなゲームの作りだ。脳の報酬系を素晴らしいまでも刺激してくる。

 

昔はゲームに洗脳されて朝までドラクエをしていた学生時代を思い出した。その頃のモンスターたちも登場するので懐かしい。

それにこの、ドラクエタクトは、従来のドラクエと少し違い、シミュレーションRPGというタイプのゲームスタイルで、パネルの上のキャラクターを選んで配置し、将棋のように動かして戦う。

 

 

 今ゲームしている自分を俯瞰して見て考えると、これは、会社での人材の活かし方に非常に似ていると思った。

 

私は、以前、ファイナルファンタジータクティクスアドバンスというゲームを狂ったようにやっていた。シミュレーションRPGで仲間をうまく配置して、動かして敵と戦うというゲームだ。

 

キャラクターは、それぞれの個性を持っている。人間も同じ感じだろう。

攻撃力が強い戦士タイプの近距離型 リスクを顧みずバリバリ仕事をするタイプ

攻撃力は少し劣るが、遠くからも攻撃できる弓使いなどの遠距離型 仕事は普通にできる人

防御は弱いが、魔法で高い攻撃ができる魔法使いタイプ 特殊な分野に特化して人間関係は苦手

仲間を回復させたり、攻防を調節したりするサポートタイプ 仕事は出来ないが、明るい雰囲気を作ってくれる

 

などなど、いろんなタイプがいて、それに対して似たような敵も現れる。

 

リンクしているかわからないが、ゲームの世界のように、人間の社会でもいろんな人がいる。

 

私が以前、飲み会の幹事をしている時に、人員をいろんなところに移動してもらってより多くの人が楽しめる配置をずっと考えていたときの思考は、シミュレーションRPGで培ったものなのかもしれないと改めて思った。

 

仲間が全部戦士では、相手が全員逃げながら遠距離攻撃をしてくる相手には勝てない。

全員魔法使いだと、攻撃が強い近距離型の敵にすぐやられてしまう。

 

組み合わせと言うものがとても重要である。

 

全員が仕事ができれば最高のチームになるということはまずない。それは、ゲームを使ってシミュレーションをしてみるという考え方でゲームをしている人がいたら、本当にすごいと思う。

 

私は後付だが、ゲームをしていた時に培ってきた喪について、最近実感している。

 

ゲームは人の脳をある種コントロールしているが、それを更にコントロールして日社会で利用できれば、一歩ぬきんでた一人の立派な人間に近づけるのではないか。そう感じた一日だった。