104話 居心地のいいことを言う人は悪い人かも?

最近、女友達の一人が妊娠した。

しばらく会っていないので風の噂で私の耳に入った。

 

私はそれが予想できて事前に本人に言ったが、伝えられなかった。相手が私の話を受け止めてくれなかった。

 

女友達は、とんでもない男と付き合っていた。

遊びで付き合っている男とその男を信じて付き合う友達。

まぁよくある話だ。

 

私は、「絶対に騙されているから、考え直した方がいい」、ということを女友達に伝えた。

・・・全然伝わらなかった。

 

恋は盲目というか、言われて気持ちがいいことしか信じない人間の欠点なのかもしれない。

 

その男は石垣島に住んでいない。逃げようと思えばいつでも逃げられる。

女の人と、男の人は違う。それを考えて行動をできている女の人は、狭い世界では少ないのかもしれない。

 

結局子供ができてしまい、「おろしてくれ」という男、それを言われ「産みたい」と言う友達。

信じられないような、こんなことはざらにある。

 

貯金もろくにないその子は今後どうするのか、私には分からない。

 

 

ここで問題なのは、自分にとって居心地がいいことしか聞く耳を持とうとしない人が多いということだ。

人は指摘されると、無意識に反発するか馬耳東風になるか、どちらかだろう。

 

実は居心地が悪いことの先に、素敵な未来が待っていることが多い。

今の快楽に突き進んでるだけでいい人生なんて絶対に来ない。

 

お菓子が美味いからと言って、お菓子とコーラで生活していれば体はおかしくなる。

 

それが日常の生活では区別がつかなくなることがある。

それは自分が嫌だと思う指摘を受け入れないからだ。

 

こう考えると自分にいいようなことだけ言う人の話は聞かない方がいい。

 

女性に優しい人は、基本的に下心丸出しの変態野郎でしかない。

結局、目的が果たされれば餌を貰えなくなると言う人が多い。

 

それなら、指摘されたことを一つ一つ受け入れるか、少なくともその指摘内容を吟味してもいいかもしれない。

 

大人になって指摘や叱るという人はほとんどいない。

自分に利益が出ることならともかくだが、基本的には嫌われたり、陰口を言われたりという不利益でしかないからだ。だからみんな思ったことも基本的には注意しない。

 

それが楽だから。

 

だからこそ、自分に強くでも反対して意見を言ってくれる人を大事にしてほしいと思った。