110話 マンガを読む時は、キャラクターの気持ちで感情移入してみる

仕事ができる人は仕事をしなくてよくなる世の中が存在する。

 

進撃の巨人というマンガを見ていて思ったことがある。

 

「力を持っている人が戦わなくてどうするんですか!」 という主人公エレンのセリフだ。

 

進撃の巨人では、巨人と戦うために人間の訓練兵は、頭の良い順に好きな進路を選べる。

そして、優秀で戦うことに長けた者は、戦わない安全な部署に行くことが出来る。

 

これは、実在する世界でも存在している。

 

会社で営業ができる人は、もっと上のポジションへ行き、営業をしなくなっていく。

そのまま営業を続ける人もいるが、上に行くほど違うことをするポジションになる。

 

兵隊も実績を残した兵は戦わないポジションに送られる。

 

力を持っている人が発揮し続けられるポジションから外れてしまい、楽な方へいく進撃の巨人のようなシステムは、人間界を模写しているのではないかと感じてしまった。

 

日本の政治もそうだ、力がある人は天下りで何もしないでお金が入ってくるというポジションへ行く人もいるという。

実状は詳しくは知らないが、私が調べ、関係者から聞いた話ではそういうことが起きているようだ。

 

力を発揮できる人が発揮しないで生産性が上がるわけがない。

 

一つの漫画でも現実を見せられている気がした。

 

キャラクター一人一人に独特な感情表現があり、そこでの一人一人の学びを実感するため感情移入して読むと、新たな景色が見えてくるのかもしれない。