113話 スナックのママの教え 女優になれ

昨日は那覇に免許の更新でいって来た。

 

石垣島では優良免許の更新は平日だけで、朝の9:30~しかやってない。仕方なく那覇に行ってきたが思った以上に発展していた。

 

せっかく那覇に行ってきたので、父親の親友と言う人を訪ね、一緒に飲みに行った。

高級そうな料亭に連れて行ってもらい、1時間ほど飲んでから、知り合いのスナックがあるというので向かった。

 

スナックにはお客は我々2人だけだった。

夜のお店はコロナの影響がもろに出ているようでお店のママたちはどこか寂しそうに語っていた。

 

結局5時間以上スナックにいて、いくら払ってもらったのかも覚えていないくらい酔っ払っていた。

 

次の日二日酔いだったが、スナックのママと言うのは、実に話のネタをもっているなと感じた。

 

私が印象的だったのは、若い子に、「仕事が嫌になる」という相談をよく受けることがあるという。

 

その時にスナックのママは、こうアドバイスをするという。

「家を出たらあなたは女優のつもりで外に行きなさい。」

 

この視点は新鮮で面白いなと感じた。

公務員の人なんかはまさに女優だ。普段ふざけて飲んでいても役所ではくそまじめに働いている。

 

人は仕事中は別の人間になっている人が多い。

 

 これを思ったのは私が幼稚園の時のこと。

休みの日に友達親子と映画館に行ったときに、売店でポップコーンを売っている女の人が自分の幼稚園の先生だと気づいた時に衝撃を受けた。

 

 この人幼稚園の先生じゃないの? と

脳みそが足りなかった私には、職業は一つだけでその顔しかないかと思っていたがそんなことはなかった。

 

仕事によって人は無意識に自分とは別なキャラクターを演じている。

 

別のキャラクターを演じている時は、本当の自分の感情に左右されてはいけないということをママさんは言いたかったのかな?と思った。