115話 お金を有意義に使うために、数学をフルに活用して生きているだろうか?

最近、石垣市ではプレミアム付商品券の販売が始まった。

一般家庭の人は、1万円出せば、1万5千円分の金券になるというものだ。

 

ここで、よくいるのが、「5000円分お得になる!」とか「還元率50%だ」という人だが、これはキャッシュレス時代の考え方からすると、80点だと私は思う。

ここで「5000円はタダだから、5000円でなんか買おう!」

という人は、完全にマーケティングの罠にハマっている。

 

キャッシュレス時代の今では、クレジットカードや電子マネーで支払いをすれば、大体少なくても1%は還元されるので、実質は50%得をするというよりは

 

50%-(1%~)=~49%の得になる。

 

1%で計算すると、10000円で実際に得をしたのは、4900円だ。

 

5000円得と思って、5000円をもろに使い100円が余分に使われれば、

万一、1億人が同じように行動すれば、1億人 x 100円の100億円の余分に使われるお金ができる。

 

たかだか100円だと言っても、大事なのはその割合である。

 

10000円の100円は1%だが、例えとして三菱UFJ銀行の預金金利は0.001%だ。

0.001%で100円を稼ぐには一千万円必要になる。

 

という見方で考えると100円とは決して小さい額ではない。

 

お金の勉強をしていないと、お金は増えないと言ってもいい。

むだに使われていくお金が無くなっていけば自然とお金は溜まる。

 

そのためには数学の計算が必要不可欠だ。

計算は苦手といって、お金が垂れ流しで減っている人を見ることは少なくない。

 

計算をしてお金が貯まるか、

計算から逃げてお金にも逃げられるか。

 

天秤にかけて考えることは止めてはいけない。