116話 やる気がないのは悪くも伝染する

私は毎週バレーに通っている。

みんな気持ちは、半分本気でやっていて、半分は楽しくやるような感じだ。

 

指導者がいるわけでもない。

 

適当に人数を半分に分けて、試合をするのだが、その流れを俯瞰して見てみると面白いことに気づいた。

 

片方のチームにいい選手が集中していても、負けてしまうことがある。それはチームワークと士気によるものが大きいと思う。

 

これは、映画でマネーボールという映画があるが私の意見と近いことを表現している。

アメリカの野球チーム、オークランド・アスレチックスのゼネラルマネージャー(GM)であるビリー・ビーンが、資金力が足りない中で、チームをどう優勝に導くかと言うテーマのもの。

 

ホームランを頻繁に打つ年棒が高い選手ではなく、フォアボールでの出塁が多い目の良い選手を安く集めチームワークを強め、優勝に導いていくというもの

 

完全に今までの野球の戦略からは逸脱しているが、実力のあると言われている選手だけが多ければ勝てるのではない、ということを表している。

 

 

 昨日バレーをプレーしていて、私のいたチームは全敗した。

私が見ている限り全部勝てた試合だったのでとても気分が落胆してしまった。

 

逆転されたこともあった。

スポーツをしていると「悪い流れが来ている。」というようなことが言われることがあるが、そこの原因が分かった。

 

悪い流れとは、相手のチームに立て続けに点数が入りやすくなるような状況だ。

 

 どんな時にこれが起こるのかと言うと、「なんでこんなミスするんだ?」というようなミスを誰かがしたときに流れが変わる兆しがある。

 

失点をしても、「これは誰も取れないから仕方ない」というような失点ならまだしょうがないが、目の前にボールが来ているのにボーっとしていて、失点したり、サーブを失敗したり

 

「あぁ」っと落胆の声が出たとに流れが変わる、その次にファインプレーで得点を決めれば流れを元に戻せるかもしれないが、凡ミスの次に失点してしまった場合はもう流れは悪い方に行ってしまうということに気づいた。

 

ミスをしない為には、気を抜かないことだ。

強いチームに弱いチームが勝てるのは気を抜かずに、凡ミスが少なく緊張感が強まっている時だ。

 

気を抜いて失点したミスは、チームのメンバーのやる気をもそぐ可能性がある。

 

それはチームでのスポーツを俯瞰して見ていて久々に新鮮に感じたことだった。

現実世界でもやる気がない人は、周りを同じ流れに巻き込んでしまうことが多々ある。

 

だからこそ学生時代も、制服をきちんと着るように言われてたのかな?と感じた。