多くの人は無意識のうちに、大きなものを賭けたギャンブルをしている。
お金をかけた賭博を避けているのに、もっと大きな人生や明るい未来を賭けてギャンブルをしている人がよくいる。
私の友人の女の子が変な男と付き合って、子供ができ、おろすように言われている。
私含め、周りの友人が、「未来を前向きに見て明るく生きたいなら、その彼氏は止めて方がいい」と言った。
その助言を聞かなかったからこんなことになってしまったのだが、ここで学ぶことがある。
まず、やめた方がいいというのは、私は言われたら嫌なのであまり言わないが、例外もある。
DVする人、浮気性の人、他人に害を与えるような精神的な疾患を抱えている人だ。
これは、無条件で私は肯定することを拒んでいる。明るい未来には、ほど遠い存在だからだ。
この中の2項目を該当している男と付き合う友人を私は、勧めることはできなかった。
結局、子供ができて、貯蓄もなく途方にくれている友人と言う結果になったが、彼らは大きなギャンブルをしているということに気づいた。
「もしかしたら、いい人なのではないか?」 「私と付き合っていたら欠点も改善されていくのではないか?」
というような淡い希望を持っていてもそんなことは、ポーカーでストレートフラッシュを出すくらい難しい。
カジノ中毒だった私から見ても、お金よりも全然大きなものをBET(賭けること)している。
「絶対に、目に見えて失敗するよそれ!」
ということに、人生をBETしている。
沖縄にいると、離婚率が高いのでシングルマザーの人達によく会う。
その中でも意外に多いのが子供3人いてシングルマザーと言う人だ。
「何故、3人も子供ができてから離婚を決意したのだろう?」と気になって、理由を聞くようにしているが、ほとんどの人が口をそろえて言う言葉がある。
3人目が生まれたらさすがに変わるのではないかと思った。と。。。
変わるというのは具体的に、私が聞いた話では、DV、浮気、働かない、お酒やタバコににお金をほとんど使ってしまう。といったような状況だ。
子供2人目ができて変わらない人が3人目で変わるわけがない。
3人の子供を女の人が沖縄の低賃金の環境で育てていくのはなかなか大変だと思う。
何故このような状況になってしまったのかと考えると、やはり無意識のうちにギャンブルをしているからだと思える。
人生をBETしたときに失敗した時の代償は、決して小さくはない。
人生に希望を持つことは素晴らしい。ただ、人は簡単には変わらない。
変わらないからこそありのままを受け入れることを忘れてはいけない。
変わった後の相手をもとめて人と付き合うことなんて不思議ではないだろうか。