先日、石垣島にオーストラリア時代の友人が遊びに来た。
日本で教師をしていたようだが、海外に移住しに行った人と言うのは思い切りや、普通とはまた違う特殊な考えを持っていたりして話していて面白い。
その友人が、教え子に必ず教えていることがあるという。
それは、
「自分で選べる人間になれ!」 ということだそうだ。
選ばれるんじゃなくて、選ぶ側になれ。
恋愛で考えると少し闇が深いが、人生で考えてみるととても面白い概念である。
大人になって考えながら周りを見渡すと、選ばれる側にしかいない人と言うのが意外に多い。
「この仕事しか私にはできないから他の仕事の選択肢がない。」
と言って、時給換算で800円程度で辛い仕事を続けている人や、体がぼろぼろになって薬を駆使しながら仕事を続けている人達。
彼らは他の仕事を選択しない時点で、選ぶ側の人間になっていない。
その仕事が望むものなら構わないが、大体みんな愚痴を言いながら続けている。
人生の選択肢はいくらでもある、だが、選ばないことを選んでいる。
これは選ばれる側になっているということ。
選ぶ側の人間になるには思い切りが重要だ。
海外に移住する人達は、みんな最低限以上の思いきりを持って日本を出ている。
海外じゃなくても違う土地にいったり、仕事をやめて転職することも思い切りがいる。
行動が出来なければ選ばれる側として、生きていかなければいけない。
文句を言っているが、簡単に逃げられるのに逃げない。
枷をつけられていない奴隷と何が違うのだろうか。と考えてしまう。
より多くの人に、選べるということを知って生きてほしいと感じた。