別れを言わずに町を去ることのメリットって?

私は半分旅人のような生き方をしている。

オーストラリアにいて、町を去り、また別の町へ行くような感じだった。

 

今は石垣島にいるが、そろそろ潮時の様な気がしてならない。海が近いだけに。。。

 

「別れは人を成長させる」とよく言うが、これは実際の経験からかなり理に適っていると思う。

 

特に人の死は、身近な人に限らずある種人生を変えるような影響を与えることもある。

生きている人の別れもそこでも思い出や、学びなどを振り返ると、リマインドできる。

 

私はオーストラリアを出て日本へ行く時、何人かの親友にだけお別れを言って帰国した。

それはお互いが別の国から来ていることも多く、また会える可能性が少ないからこそ会っておきたいという気持ちがあった。

 

いろんな人と会う中で、誰にも何も言わずにいなくなる者もいた。

黙って去ってしまう人には、批判の声が上がることが多いが、あるメリットがある。

 

私が考えるに、それは本当に大事な人を見分けることが出来るからではないだろうか。

 

黙って町を去った時に、自分を必要としてくれる人は連絡してくる。

その他の友達は、去った事すら気づかないかもしれないし、去ったことを知っても連絡をしてこないかもしれない。

 

自分に連絡をくれる人は本当に自分にとって大事な人なんだと気づくことが出来る。

そのためには、連絡をせずに静かに町を去るメリットは大きいのではないだろうか。

 

もちろん中には、数合わせや、人数が多いほどメリットの多い割り勘のために誘いの連絡をしてくるものもいるが、基本的には自分を求めてくれている人が連絡をくれるという構図に変わりはない。

 

その中には自分にとって意外な人もいる。友達だと思っていたのにそんなに相手にとってそんなに重要な役割を出せていないということもある。

 

別れは人を成長させる。それはその中身を実感できた人だけに与えられる特権ではないだろうか。