人間は錯覚でやる気を簡単に失ってしまう

ちょっと前に健康の為、走ろうと思いランニング記録アプリをダウンロードして走った。

 

記録を見ながら走っていると1km走るのに8分位かかっていた。

「俺こんなに遅かったっけ?」

と不安になった。昔は5分位で走っていたが、確かに最近座りっぱなしだし体がここまで衰えたのかと不安になった。

 

またその後日走ったが8分位だった。

なんだかとても悲しくなった。別にもともと走るのが速い訳ではないが、思った以上に自分が衰えているという現実を受け止めたくなくて、走るのをやめた。

 

しばらくして、暇な時間が出来たので、健康の為と嫌々走ってみた。

また8分位だった。

 

このアプリはあっているのか?という当たり前すぎる疑問にたどり着いた。

学生時代に早歩きで1kmは8分で歩けたのを思い出し、思いっきり早く1km歩いてみた。

 

途中で既に10分以上かかっていた。

これは絶対におかしいと確信し、アプリの表示をよく見るとキロメートルがマイルになっていた。

 

なんて自分はアホなんだと思ってしまったが、マイルを直すと、昔の頃のタイムと同じような結果になった。

 

ちなみに1マイルは1.6kmだ。

 

完全に自分の勘違いによる、錯覚でやる気を失ってしまっていた。

 

これをうまく応用すれば、人にやる気を持たせることが出来るのではないか?と感じた。

 

人は思っているだけで自分のやる気に蓋をしてしまっていることが多い。

株は怖いからとか、FXは人生が終わるかもしれない。とか。

 

そんなことはないあまりないのだが、

錯覚で行動が制限されてしまうことは意外に多い。

 

自分を見直す時間は、未来をよくするためには重要なものだと改めて感じた。