LINEの友達を1000人減らしました。
こういうと、「何様だこいつは?」
と思われるかもしれないがこれはある種とても大事な事のように思える。
自分はなかなか物を捨てられない性格なのだが、それは人間関係にも通ずるものが存在すると思っている。
いろんな本に「物を捨てて心をスッキリさせよう」などと書いてあることが多いが、自分には無縁だと思っていた。さすがに最近やる気が出ないことを思い返してみると家に物が多すぎることに気づいた。
友人とその件について話していると、LINEも連絡を取らない人がいるんじゃない?と言う話になった。
確かに、LINEで頻繁に連絡するのは、多くても20人くらいだ。
ほとんどの人は連絡しないし、もはや誰かもわからない人もいる。
1200数十人ほどラインに友達がいた。
ほとんどの人は連絡を取らないし、仮に全員に毎日会ったとしても数年かかる。
「この人は、また会うんじゃないか?」「もしどこかへ行った時に連絡して会えたら。」
という今まで何年も連絡をとってないし思い出すこともなかった人への執着が自分にまとわりついていることに気づいた。
使わないものを捨てられなかったり、連絡を取らない人を連絡先から消せなかったりは、ただの執着でしかない。
昔は、友達が多いことがステータスだと思っていた。
会う人会う人連絡先を好感して、その8割は連絡なんてまともにとったことがない。
思い切って、最近連絡してない人を消してみた。本当に大切な人だけ残すことにした。
人間関係にかけられるエネルギーは限られているのではないか、という話になったがそれはある種正しい考えかもしれない。
友達が一人の人間と、友達が100人の人間は一人当たりに注いでいるエネルギーは全然違う者だろう。
友達が少なければ一人一人と有意義な時間を過ごすことが出来る。
人を物みたいにいうと聞こえが悪いが、関わらない人を連絡先から消すことは、使わないで何年もクローゼットで眠って服を捨てることと同じなのかもしれない。
大事だと思っていた人脈というものを思い切って捨てていった。
今連絡を取ったり、一生の友人はもちろん残っている。
自分から連絡もしないし、相手からも連絡をしてこない人を連絡先に残しておく意味を感じなくなった。
消したからといってなにも変わらない。
人生のまた一つ大きな一歩を歩んだ。
物も少しずつ減らしている。
執着を手放して、軽い自分に出逢ってみたくなった。