発達障害が存在するという視点を取り入れて仕事をする

最近、普段飲まない介護の仕事をしている友人と飲む機会があった。

 

普段関わらない人と思い切って飲みに行くと思わぬ視点を得られることがある。

その人の職場では、道具を元に戻せない人がいて、職場でそれを笑いものにする人がいるという。

 

その友人は、道具を戻せないところを目の当たりにして、「この人はおそらく発達障害の一種だろう」と気づいたらしい。

 

それが分からなくて、「そんなこともできないの?」という人たちと、発達障害の職員には溝ができてしまっているという。

 

私は、その話をされるまで、そんな視点を普段から持つことが出来ていなかった。

仕事ができない人がいると、「なんで怠けてるんだこいつは。」

くらいにしか見えてなかった。

 

もしかしたら、私がダメだと思った人の中には発達障害の人がいたかもしれない、と考えると少し胸が痛い部分がある。そもそももしかした自分が発達障害でないと定義することもできない。

 

必ず得て不得手がある中で、発達障害とはある欠点にフォーカスしたものだということを認識していなかった。

これまで考える機会がなかったが、新たな視点が入ったという点ではすごく価値がある飲み会だった。

 

これ以来、できない人を見ると、なんでちゃんとやらないんだ。と判断する前に、

「もしかしたら発達障害などの可能性もある。」というコマンドが増えた。

 

選択肢があることにこしたことはない。

選択肢がない人は、ポケモンで言うと技が1つしか出せずに、決まった反応しかできないということ。

 

新たな情報に触れずに、選択肢を増やせない人は、生きていくうえでハンデを背負うことになる。