最近、論理的思考の枠を出て、水平思考の本を読んで訓練をし始めた。
その中で、13個のオレンジを均等に分けるにはどうすればいいのか?と言う問題と出逢ったのでいろんな人に共有することにした。
みんな面白い答えをする。
ミキサーにかけてジュースにするというのが水平思考で、3人で分けて残りの1個を3等分するのは論理的思考だ。人それぞれ発想が違うので面白い。
ある友人にこの問題を出すと、「全然わからないや、3個ずつ分けて、、、」とまず割り算が間違っていて、驚いた。
こいつバカか?と思い、
その時に気づいたが、バカとはなんなのか。
バカという意味について、調べてみると
愚かなこと 。
社会の常識に欠けていること。
知能が劣り愚かなこと 。
つまらないこと。
無益なこと。
役に立たないこと。
機能を果たさないこと。
理解力・判断力・知識などが人と比べて劣っていること。
などがある。
バカという者は定義が人によって違うのかもしれない。
ほぼ万人に共通する定義の一つに、知っているべきことを知らないというのはバカなのではないか、と思った。
オーストラリアで、以前友人とバカラというゲームをしに行った。ルールを簡単に説明すると2枚のカードの合計の1の位の数字が大きい方が勝ちだ。
「友人は足し算が得意じゃないからこのゲーム意味わからん」
と言っていたので驚きすぎて
「お前みたいなバカは今まで見たことがない」 と言ってしまったことがある。
石垣で、アルファベットが読めないというおばさんに会って、なんなんだこいつは。。と思ってしまったこともある。
さすがに知らないとヤバいよ。ということを知らないことは、バカの定義に入るのだろうか。
更に深掘りすると、未来を見ていないということかもしれない。
以前に「頭の悪い人々」という本を読んで、頭の悪い人とは、目的に遠回りしている人である。と言うことが書いてあって、共感できる部分が多々あった。
足し算や掛け算ができないことは、どんな目的にたどり着くまでにも信頼と言うものを得られにくい。
それを超えるくらいのぶっ飛んだ才能があれば関係ないが、
私が会った中でそんな人はいなかった。みんな適当にバイトでいいかな、というような働き方でその場を生きていて未来が見えていなかった。
今後どうするのかな?と心配になってしまう人達だ。
ただ、バカと言う定義が一つではない以上、自分も誰かのバカと言う定義に含まれているかもしれない。
話題を出す度に棚に上げた自分を、下ろすことはどんな議論でも重要な事ではないかと感じた。
頭の悪い人々:
https://item.rakuten.co.jp/bookoffonline/0015489628/