いい人は私を応援してくれる、という幻想のプールで気持ちよく泳いでいないかい?早くそこを出て服着て走り出してみようか。
私「”野球選手になりたい。”って言ってる子供に、親が”プロになれるのなんてほんの一握りで、それで稼いでいける人なんてかなり少ないから無理よ”なんて言ってるのを聞いたことがあります。夢を見せる事させ許してもらえないように思うのですが、なんでこうも足を引っ張る人がいるんですかね。」
大賢者
『子供の頃に親に夢をつぶされてしまうのは確かによくないね。
でも、大人になって、親が言っていたことが間違っていたという風に考え方を改められた人は考え方を変えることができるんだ。
そこで大事なポイントは自分が人の夢を奪う人間になっていないかどうかってことだよ。』
私「夢をつぶすようなことを無意識に言ってしまう人間になるってことですか?」
大賢者
『そういうことだよ。自分が夢をつぶされて諦めることを学んでしまった人は、他人の夢を諦めさせようとして足を引っ張るようになってしまう。全員がそうではないけど、自分がやりたかったことを目の前でやってほしくないって心のどこかで願ってしまうんだ。
だから君の周りには夢を応援してくれる人を置いたほうがいい、というよりそういう人を置かなければお互いに足を引っ張りあって進めない人生を生きることになるんだ。』
私「今のところ考えて見ると、自分は優しくていい人を周りに置いているつもりですが、、」
大賢者
『優しくていい人でも夢を応援してくれる人とは全然違うんだよ。
例えば、ものすごく人当たりがよくてニコニコしてる優しい顔をしているおじさんと、怖い顔であまり話をしてくれないおじさんがいたとする。
君がもし、起業して自分の好きな仕事をしようと思っている という相談をしたときに、
優しいおじさんが、”企業っていうのはすごく難しいくて、つぶれる会社もほとんどだよ、サラリーマンとして無難に生きていたほうがいいと思うよ”と言ったとする。
その後にもう一人の怖い顔のおじさんに同じ相談をしたら、怖い顔のおじさんは、”やりたいならやってみればいい。やってからしかわからないこともある。”って言ったとしたら君はどっちの人と関りを続けたほうがいいかわかるよね。』
私「夢を応援してくれる人。。」
大賢者
『おそらく優しいおじさんといると気分がいいだろうね。ニコニコしてるってだけでもすごく魅力がある人だと思うけど、この人はやりたいことをしようとしている君の前に立ちはだかろうとしているよね、このおじさんは足を引っ張ることに慣れてしまっている人だと思うんだ。
自分が昔夢を諦めたんだから、君も諦めようよ って言ってるように聞こえるんだ。
でも怖い顔のおじさんは、進ませてくれる。自分が進む道の前に立ちはだかる人と、その道を邪魔しない人、何が重要かは目的によってだけど、ここでは怖い顔のおじさんは実はすごくいろいろな経験をしているのかもしれないね。って思うんだ。』
私「いい人が必ずしもいい人とは限らないなんて考えたこともなかったです。」
大賢者
『考えなかったことに考えて自分で気づくっていうスキルを今君は身につけたんだ。
1つの問題から見つかる答えは1つとは限らないってすごく大事なことだよね。
今言っている話が理解できたら思考訓練6に行こうか。
もっと面白い人間の世界があるんだ。』