時間を奪う人間の技:タイムドレイン
こんにちは、絶対に定時に帰りたいよすきーです。
最近、人間観察にはまっていて、人にはそれぞれ異なったスキルを必ず持っているということを感じました。
私は、薬剤師という接客業をしているだけあって、下は可愛い女の子~上は可愛くないおばあさん(もちろん男性も来ます)までさまざまな人間と出会います。
その中で感じた、人間の持つスキルについて独断と偏見で書いていきたいと思います。
スキルを見て、
・共感していただけたり
・自分もそのスキル欲しい!と感じていただけたり
・そんな人いるんだ~
と思っていただけたら幸いです。
人の時間を奪う力
先日、お店の閉まり際に一人の太ったおばあさんが来た。というより営業時間は終わっている時間帯にゲートが空いていたため薬局に入ってきた。
定時帰宅が絶対と決め込んでいる私からすると、プールで泳いでいる途中で足を誰かに掴まれた感じだ。
営業時間も過ぎているからと、超マッハで薬を準備して説明をしてお会計を済ませたが、その人は帰らずに椅子に座ってだらだら話を続けていた。
その時に、ふと思った。
「この人、タイムドレイン使ってる」って、、、
もうプールで掴まれた足に鉄球を付けられた感じだ。
中身が無くてタイムドレインしてしまう
そして、このタイプの人の話は本当に本当に中身がない。
「この間、足が痛くてね」
とか、「孫と遊んだのよこの前」とか
誰のためにもならない話をだらだらしている。
この日には、別件で薬を患者さんの家に1件配達しないといけない任務があった。
俺が話を聞けるのはせいぜい5分だと決め、まったく終わりそうにない話を聞き続け、5分後に他の従業員に会話の続きを任せて店を出た。
そのおばあさんは結局20分近くだらだら話を続け、従業員も話を聞くのに限界を感じた頃に帰ったらしい。
タイムドレインを使える者
高齢者では、こういう配慮ができない人が意外に多い。
自分は時間を持て余しているので、暇な時間を労働者に付き合せるという感覚だろう。
そして、このタイムドレインをする人は太っている人に多い。
もちろん、全員が全員悪いわけではないが、他人への気遣いができない太っている人が多い。気遣いが本当にできる人は、まず太っていないことが多い。
普通に行きつけのお店なら、何時に店が閉まるという情報は知っているはずだ。
閉まる時間が過ぎてもお店に居座るという感覚が人によっては考えられないと思うが、
このタイムドレインを使えば、他人の時間を気持ちよく吸い続けて、だらだらと気が済むまで自分の話ができる。
高齢者で太っている人は、このタイムドレインが使える人が結構多いように感じる。
気持ちはわからなくもない。
高齢になると、仕事や趣味でもしてない限り、
曜日や時間の感覚も来るってくるだろう。
まるで自分が学生時代の春休みのように何をすればいいかもわからなくなる感覚になってもおかしくはない。
それで、人と接しなくなった高齢になってから、人に触れたくて病院に来るという人が意外にも多い。
さみしいようだが、世の中はこういう感じで案外うまく回っているんだなと感心する。
病院に来れば、基本的には手ぶらで帰らずなんらかの薬をもらって帰る。
必要なのかもわからない薬を言われたとおりに一生飲み続けて医療費拡大に貢献しているわけだ。
説明書:
使用条件:太るorできるだけ年をとる。気遣いという概念を捨てる。
タイムドレインはまず相手には好かれない。
だから、自分が気持ちよく話を聞いてもらいたい時に、どうでもいい相手に対して時間を奪っても構わないという時に使ってください。