片道テレパシー
高齢の人とのやりとりで、片道テレパシーという能力を持っている人が意外に多い。
この能力は持っていて何の意味もないどころか、他人に迷惑までかけてしまうすごい能力だ。
薬局にいると、出された薬に対して、
「え?こんだけしか出てないの?」
という患者さんがよくいる。
初めて来た人では,ほぼ見たことはなくほとんど常連の人だ。
患者さん「湿布これしか出てないの?」
俺「先生にたくさん出してほしいって言いました?」
と言うと
患者さん「言ってないけど、出ると思ってた。」
と言った感じで、一方的なテレパシーで気持ちが通じると思い込んでいる人が意外にも多い。
2、3日に1人は見かけるので結構な頻度だ。
これをされると、病院に電話して薬を出し直して。。とやたらと手間がかかる。
言わなくて伝わっている訳ないでしょう。
医者からしたら、莫大な数いる患者の中の一人なのだから。。
高齢の人でも話が通じない人は結構いる。耳が悪いとかではなく、会話しているのに意志疎通が難しい人達。その人達一人一人と心で通じるのは不可能に近い。
ちょっと冷たい感じがするが、この感覚が分からないで、
自分は特別な存在だと思う
自分は特別な存在だ と思い込んでいる人が山ほどいる。
これこそ片道テレパシーという能力だ。
特にメリットはないが、通じていない気持ちが様々な業務の進行を妨げる。
「先生には言ってないけど伝わってると思ってた」
とかスピリチュアル的なボケ倒しているのか分からないことを言う人がいるが、この時点でコミュニケーションに難しさを感じてしまう。
自分は特別だと思うデメリット
キャバクラとか、美容室とか、良い接客されると自分は特別な存在なのかも!
と、店員を好きになってストーカーしたりするやつが出てくるが、完全に自分の客観視ができていない。
お客さんには、嫌でもいい顔をしなければいけない。それが商売だからだ。
自分はいくら仲良いと思っていても基本的には、たくさんいる客の内の一人だ。
将棋で言うと、裏にもなっていない歩だ。
頭皮でいうと一本の毛だ。(個人差有)
それくらい、数多くあるうちの1人だということを認識しないといけない。
病院に行って、先生いつもの!とbar気分で来るおbarさんがいるが、そんなあなたは自分の中では特別でも先生からすれば数多くいる患者の一人でしかない。
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