薬って毒なんだぜ!
こんにちは、仕事ととは何かについて悩んでいるよすきーです。
薬剤師をしていると、こんなことを思ってしまう時がある。
薬って実は毒なんだよ!って。
でもそんなことは言えずに、いい人のフリをしてまるで人助けをしている気になって薬を出し続けなければならない仕事って意外につらいなって思ってしまう。
薬は、場合によっては辛い症状を緩和するうえで役に立つこともあるが、ほとんどの場合は害でしかないといえる。
風邪で飲む薬なんてほぼ害でしかない。
ウイルスが起こす症状に対して、抗生剤を出したり、咳で異物を出そうとしている体の反応に対して咳止めを出すのは、体に負担をかけないためという理論にしてみても、合理的だとは思えない。
でも日本人は薬が好きな国民性だ。
高齢者なんて薬を麻薬のようにもらっている人がごまんといる。
薬の精神的な中毒の日本人
病院に行って薬を出してもらえないと、ここの病院は信用できるのか?なんて頓珍漢な理論で考えている人が多いが、むしろ薬を出さない医者は信用した方がいい。
高血圧にしてもコレステロールが高いにしても、ちょっと高いくらいで自覚できる症状がないなら薬なんて飲まないに越したことはない。
高血圧の人が薬を飲んでいるのは、検査値を下げるためだけであって他に理由はほぼない。
血圧が高いと病気になる確率が高いというのは至極当たり前な話だが、この言葉のトリックに操られている人が多い。
血圧が130の人より、血圧が150の人の方が血管系の病気になりやすいというのは、ある種当たり前の理論だが、だからと言って必ずその病気になるわけではない。
勝手に上げられた基準値を超えているという理由だけで、いたって健康に過ごしているのにそこから、一生薬を飲み続けないといけないなんて言うのは筋違いもいいとこだ。
と思いながらも薬を、まるであなたを助けるためのものですというフリをして出し続けなければいけない。体にとっては異物であって毒である薬を出し続けなければならない仕事もある。。
薬が欲しくてもきちんと飲まない人達
そんな中でも薬をしっかり飲まない人がいる。
日本では患者が家に残した薬だけでも合計で2000億円以上あるともいわれている。
病院や薬局で捨てられた薬も考えたらもっと大きい額になるが、それくらい薬が捨てられている。
正直、飲まなくてもいいものを飲む必要がないとは思うが、それを捨てるのはまた話が違う。
捨てるのではなく、そもそも必要としないものにまであげなくていいのではないか?
という判断になるが、そうもいかないのが政治と医療業界の闇なのだろう。
製薬会社は薬を売る
↓
薬を欲しがる患者がいる
↓
薬をきちんと服用しない
↓
多大な薬が廃棄される
↓
製薬会社は廃棄は構わず、また新たに薬を出し利益を上げ続ける
というゴールのない悪循環とともに、無駄な薬が増え続ける。
そして、薬剤師の給料は全然上がることはない。
むしろ人によっては下がっている人が多いようにも見受けられる。
無駄な医薬品が出されて捨てられるようなことがなければ、薬剤師の給料は2倍には軽くできるだろう。しかし、この日本は変わっていかない。
多くの人が勉強して、自分と社会に本当に必要なものは何かを問う必要がある。
それができない限りこの国が這い上がる道はないのかもしれない。