お別れの時は、「ありがとう」とその理由を付けて伝えよう

 

友達とのお別れの時は「ありがとう」とその理由を付けて伝えよう。

転勤で引っ越しする友達との別れがあった。

旅立ちの前日は仲の良い4人で飲み会をした。居酒屋は残念ながらやってないので家飲みだ。

 

結局7,8時間ほど飲んでいた。

 

思い出に浸り、彼の来た当時から今までの話をダイジェストで語りプレゼントもあげた。

 最高のプレゼントとは

でも、何よりのプレゼントは

感謝の言葉と、その理由を詳しく説明することだ。

これは、オーストラリアにいる時に学んだことだ。

 

リゾバの土地や、海外で暮らしていると別れと言うものをとても多く経験する。

お別れをする相手によっては泣いてしまうこともあるが、お別れをするときは、その人の思い出を語って、ありがとうとその理由を伝えるようにしている

 

そうすると不思議と言った方も言われた方も涙が出てくる。

 

おそらく自己肯定感を高めることに関係しているかもしれない。

人の感情について冷静に判断すると、この人は血も涙もない人だなんて思われかねないので注意が必要だが、本当に理由を付けて感謝されるということほどうれしいことはなかなかない。

 

今回も、旅立つ友達へみんなでお別れと、今までの人生を振り返り感謝の言葉を伝えた。

「一緒にいて本当に楽しかった。あなたには人の気持ちをマイナスにさせない力があった。だから周りの人はあなたを求め続けていた。空気がいい方向に変わるから。昔俺がずっと一人で過ごしている時に出逢って、そのお蔭で外に頻繁に出るようになって・・・」

と長くなるが、こんな感じで伝えていた。

自分がこれをされてすごい嬉しかった経験があるからだ。

 

友達もみんな泣いていた。

大人になって泣くなんてなかなか無い。

別れは人を成長させる

やはり別れは人を成長させる。と改めて思った。

 

 

今まで何度も別れを経験してきたが、こればっかりは慣れない。

胸が痛くなる。

今までいなかった人と出逢って、そして別れると不思議と悲しくなる。

元々なかったもののはずなのに。

 

元々は全てなかったはずなのに

人間は不思議な生き物だな、と思う。

元々なかったはずのものを手にすると、それを手放したくなくなる感情が働く。

 

これがいい方向に働くか、悪い方向に働くかでその人の人生も行く先が変わってくる。

 

一つ一つの出来事の積み重ねで人が出来上がるように、一人一人の出会いによって人間性も積み上げられる。

別れと出逢い。

久々に重く感じた1日だった。