手術を受けて失敗した、という人に初めて会った感想

手術失敗してお金貰って何になるのか?

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こんにちは、毎日腰痛に悩まされているよすきーです。

 

今日患者さんで、腰の手術に失敗したという人が来られた。

失敗してからへんな神経痛が出て、今まで行ってた病院は対応がてきとうな感じで、心配になりセカンドオピニオンで病院を変えたという。

 

セカンドオピニオンで病院を変える人は、多いようで意外に少ない。

 

患者さんの話を聞いている限り、病院を変える理由は医者が横柄でむかつく、話を聞いてくれないという意見が比較的多いように見受けられる。

 

あの先生は、この薬飲めと言って、症状について話しも全然聞いてくれない。

とか

薬飲まないからそうなるんだ。と怒られた。

とか、偉そうにされると病院を変えようと思うらしいが、それもしばらく同じとこに通ってからのことだ。

 

先生は怖いが通い続けるという、謎の観念に縛られた人がいる。

これは恋愛でも似たようなことがあるだろう。

 

1回目;先生に言われた薬をとりあえず飲んでおけばよくなるかも。

2回目;薬をちゃんと飲んでないと怒られるが、次は怒られないように飲む

3回目;薬は飲んでるのによくならないと言っても、そんなはずはない!と怒られる

4回目;嫌々病院に行き、また怒られる。

もう病院変える⇒新しいとこの医者から、「そもそも前の先生はなんでこんな薬出してるんだ。」と症状に合わない薬をずっと飲み続けていた

 

なんてことはザラにある。

 

もし先生が話を聞いてくれないなら、すぐに病院を変えることをお勧めする。

忙しいとかもあるだろうが、そもそも患者に向き合っていないなら、診断された病気が正しくなかったとしても、患者の主張を受け入れてはくれないだろう。

 

 

で、話が戻るが、手術に失敗したという患者さんが来た。

痛みが毎日ひどくて、窓から飛び降りようかと思ったほどだという。

 

病院を訴えようと思ったが、病院からの必死の謝罪を受け、訴訟はやめたという。

仮に訴訟してお金を貰ったとしても、残った痛みは消えない。

 

手術が失敗したらどうなるのかについて調べてみたが、基本的に過失としてわざと失敗に導くようなことが無ければ賠償責任などはないようだ。

 

 手術は、医者も患者を治すために行うことであり、手術の前にサインする同意書にも、考えられる合併症などがおこる可能性についても受け入れることを理解した。

といったことが書いてある。

 

手術同意書は、患者が手術を受けることについて同意することにより、身体的侵襲に伴い発生する損害賠償請求権を放棄するという法的性質を有するようだ。

 

同意書にサインをした時点で、失敗も受け入れる。ということなのだ。

↑これだけは覚えておいた方がいいかも

ちなみに、手術で誤って体の一部を傷つけてしまったことなども合併症に含まれるという。

 

患者さんとしては、言い方が悪ければ泣き寝入りになる。手術をしなければもっとひどいことになっていたかもしれない。

医者は、患者を治すために手術をし、そこでたまたま別の部分を傷つけてしまうこともある。それは人間である以上仕方ない。

 

 それで人生が終わったわけではない。

別の治療で症状が改善していく可能性もある。決してあきらめず、誰も恨まずに前を向いて生くと人生を好転させる何かが見つかるかもしれない。