正直に生きている人って素敵に感じるかもしれないが、適度に嘘をついている人の方がいい人である。
正直に生きている人は、「自分は正直に生きているからいいんだ。」と思って自己中心的に相手を気遣えていないこともある。
この内容は、意見がかなり分かれると思うので私の主観で書いていきます。
私は、友人・知人によく本を貸します。
その人に適した本を選んで図書館から借りてきたり、買ってきたりして貸すこともある。
物を貸す人の心理はそれを有意義に使ってほしい。
という前提があって貸していることを頭に入れておいてほしい。使わないでほしいというものを貸すという人がいれば、それはどこか頭に問題がある。
本を貸して帰ってくるときに、
①何も言わずに返す人
②返す時に感想をいって返してくれる人
③「ごめん、忙しくて読めなかった。」と言って返す人
④返さない人
に大きく分けられるが、実はこの③番の読めなかった。と言う人はとても惜しい人だ。
貸した側が基本的に求めている答えは、読んでどこの部分が良かったか、を知りたくて貸している。
本にしても何にしても、貸してその人に変化が現れることを求めて貸している。
本を貸してもらって、読まなかったというのは、もはや無駄過ぎる手間をかけた伝書鳩と同じで、なんの生産性もない。
貸した相手が、何を学んだかの意見を求めているなら、「この部分が良かった。」と目次の一コマでも言ってあげると、「何か得たものがあったか。」と思い満足される。
相手の気持ちを理解するということは非常に大事なことだ。
そのためには嘘をついた方がいいこともある。
嘘をつかないで、正直を貫くのは、良くも悪くも自己中心的に生きているということだ。
正直に生きている自分は正しいという心理があるのかもしれない。