- 医者には言えないけど、薬剤師には言えることがある
- 薬局に処方箋を持ってくる患者さんとのコミュニケーションは、実は結構重要だ。
- 薬剤師が必要な理由
- 薬剤師をしている人あるあるだが、正直、医者には自ら関わりたくはない。
- 薬剤師の見えない任務とは
- 薬剤師は話しやすい?
医者には言えないけど、薬剤師には言えることがある
こんにちは、薬剤師は必要なのか?という疑問の答えの一つを最近やっと見つけたよすきーです。
薬局に処方箋を持ってくる患者さんとのコミュニケーションは、実は結構重要だ。
最近、薬剤師は薬局の奥で薬の準備をしているだけだと思っている人がいるということを知って衝撃を受けた。
薬剤師は調剤ももちろんやるし、実際に患者さんに薬を渡して、説明もしている。
患者と接するのは薬剤師ではなく、事務だと思っている人が存在している時点で薬剤師の存在価値はまだまだ低いように見える。
薬剤師が必要な理由
自分は、「薬剤師はいらない仕事だ。」と思いながら薬剤師をしているが、最近になって薬剤師が役に立っている部分があると思った。
患者から医者には言えないことを薬剤師が代わりに言える ということだ。
薬剤師をしている人あるあるだが、正直、医者には自ら関わりたくはない。
人によっては医者とコミュニケーションをとりたいとか、あわよくば医者と付き合いたいとかいうやつもいるが、基本的には医者に何かを言う行為は進んでやりたくはない。
なぜか。
お医者さんの中には偉そうで頭ごなしに意見を言ってくる人が多いことと、
薬について提案したりすると、医者は自分の決断(処方)を否定されたと思ってふてくされたり怒る人がいるからだ。
優しい人ももちろんいるが、そんなに多いとはどうも思えない。
医者の友人が言っていたが、医者は自分より上の立場の職種の人が居ないのと、常に「先生」と言われるから自分が頂点にいる、と思ってしまうようだ。
これは日本の代々伝わる慣習というか、環境なのかもしれない。
この、”自分は偉い位置にいる”という感覚が起こす問題がある。
それは自分が助けるはずの患者が、本音で向き合ってくれなくなり、正しい治療が出来なくなる。と言うことだ。
薬剤師の見えない任務とは
薬剤師が担っている重要な任務は、薬のチェックをすることだと思われがちだが、
それに加えて、正しい治療が行われているか患者の本音を聞き出すことでもある。
薬局にいると、患者さんから
「この薬まだ残っているからいらないのよ」
「できたらもっとシップが欲しい」
「薬効かないから変えて欲しい」・・・
なんていろいろなことを言われる。
お医者さんに言ってよー
と思うことだが、意外にも先生には怒られそうで言えない。と言われることが結構ある。
そもそも、医者よりずっと年上の人がほとんどだが、何に怯えているんだ。と疑問に思う。
そんな時の、最後の砦として薬剤師は存在している。
これが私が思った薬剤師の存在価値だ。
薬剤師は話しやすい?
これは薬剤師にもよるかもしれない。
話しやすい雰囲気を出していたり、雑談を上手くはさんだりしていないと話してもらえないかもしれない。
私は、心理カウンセラーの資格を持ってたり、なるべく相手の話を聞く姿勢でいるからか、色々と本音を話してもらえることが多い。
薬剤師で、怒っていたり偉そうな態度で患者さんと接する人はそんなに多くないから、医者よりは本音を話しやすいかもしれない。
薬剤師が医者に、患者の本音を伝えても薬が変わらないことももちろんある。
しかし、患者を消費者の一人と考えれば、希望に添えるために動く薬剤師という仕事は重要なものなのかもしれない。