先日、友達と語っていて、「お前はデリカシーがないのが強みだ」と言われたのをふと思い出した。
強みと弱みとは表裏一体だが、デリカシーがないのが強みと言う視点は今までの自分には無かったので新鮮だった。
確かに、私は意図的にデリカシーと言うものを捨てた。
デリカシーがないのは、人の心に土足どころかスパイクで入るようなものだ。人と打ち解けられるのが速いというのもメリットだろう。
そして、その友人が言うには、デリカシーがない人の利点は、本当のデリカシーが必要な境界が分かるという。
確かに、デリカシーとか、相手が傷ついたらとか考えている人は、何を言っていいかダメかわからず、たわいもない会話だけで距離が縮まりにくいということはよくある。
私は、普通の人とは少し違うキャラを確立した。
半分意図的であり、半分無意識だがデリカシーを無くしたのは意図的だ。
人は何かを決めるときには必ず何かを手放さなければならない。
私が、好きなことを何でも言って自由に生きるポジションを確立するには、デリカシーを捨てるのが一番早かった。人に恨まれることもあるが、すべてを手に入れることは出来ないという根底から考えるとそこはリスクオフと言うことになる。
(リスクオフ:何かを手に入れるためには何かを捨てなければならない。)
自分が何者かわからない人は何も捨てられない人だろう。
嫌われたくないとか、孤独が怖いということがよく見られる。
だが、安心してほしい。あなたは必ず誰かに嫌われる。
それだけは、絶対に変えることはできない。
それならもっと自由に、誰よりも自由に生きるために重しとなるものを手放してもいいはずさ